トップ «前の日記(2007-10-30) 最新 次の日記(2007-11-02)» 編集

TPRG: 迷走メモ書き

[Donate to CCjp]
2000|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|07|08|11|12|
2009|01|02|
2010|04|06|09|

2007-11-01

_ [misc] itojun さん逝去

ITProのニュースにも……

名前をそこかしこで見るくらいで、お会いする事はなかったけれど、 氏の冥福をお祈りします。

IPv6やインターネットの発展への功績もさることながら、 こういう考えの人が 世を去ったと言うのが何より残念だ。

_ [misc] 原点と堕落

私は itojun さんほど純粋でもなく、比較するのもおこがましいくらい能力は劣るが、 一つの原動力になっているのは ESR のこの言葉だ。

もう 20 年以上にもわたって、ぼくはむかつかないソフトにあふれた世界に暮らすことを夢見ていた。きれいで、強力で、信頼できて、きちんと書かれたコード、技術屋たちが愛して誇れるコード、ボロボロで穴だらけで悲惨で罵倒するしかないような代物じゃないコードの世界だ。人々に、胃潰瘍じゃなくて選択を与えるようなインフラ、独占によるロックインじゃなくて、自由を与えるインフラ。そこへの道として、オープンソース・モデルはいちばん見込みがありそうだと信じているし、ハッカー文化の力と自由市場が手を組めば、それがうまくいくとぼくは信じている。勝てるよ。世界をほんとうにましな場所にできるんだ。

[たのむよ、仕事わかってくんない?より引用]

この文章の発表されたコンテキストとか、過去現在の ESR の立場とかはどうでもよろしい。 「本当にましな場所」が結局カオスへの道だとしても、選択が例えストレスだとしても、 それも承知の上で、世界を少しでも「ましな」方へ動かしたい。 そう思いつつも、自分の立ち位置が変わったせいで、自分の「世界」は少し平和になり、 すっかり怠惰と諦観の中に埋もれているうちに全体の状況は目紛しく変わる。

もうこの世界に itojun さんは居ない。望みにしがみついている限り、 例えささやかでも、自分に出来る事をやるしかあるまいよ。 何処でもない場所に逃げる事になる前に。

_ [misc][draft] 白田先生と話した (1)

水曜日に国立まで出かけて白田先生と話して来た。 明らかに場違いな文脈で行ったのに、時間を割いてくださった氏に感謝。

自分がまだ何もしていないくせに、如何に諦めていたかを思い知る。

そりゃまあ、終末戦争が起きた後に〜とかは流石に思わないが、 放っておけば自分が(平均的な寿命では)死ぬ前に、振り切った振り子が 帰ってきて逆側に入る所くらいは見られるかなぁ……位は考えていたみたいだ。

いつの間にこんなに諦観するようになったんだろう。

_ [misc] あー、また夜中に書く

→起きると消したくなる のパターンな気がする。

お名前:
E-mail:
コメント:
[]


Tatsuki Sugiura <sugi@nemui.org>