続き物になってしまったと知ったときは、げんなりしたけど……
思いの外良いじゃないですか。少なくとも1巻よりはずっと。
今回のメインは 木戸野亜紀。前回が地味すぎた反動か、それなりに派手な展開。それに前回殆ど出てこなかった "魔女" に随分出番が。
相変わらずだね。と思ったら、あとがきに作者は絵描き志望だったと書いてある。本人が書いた方が良いんじゃないか……
同じくあとがきより
先日ある知り合いと話をした折、作中の "機関" について「あそこまで露骨に映画からのパクリを持ち込むのはどうか」と言われて愕然とした事があった。
MIB の映画には元ネタがある。『UFOの研究家や目撃者の元を訪れ、情報を公開しないように求める謎の黒衣の男が居る』というアメリカでは有名な都市伝説がそれだ。なのだが…………不覚としか言いようがない。私は映画自体の知名度に惑わされ、それ を知らない人間がいるという事実に考えが及ばなかったのである。
2歩譲ってあの秘密機関自体はどうでも良いとしても。秘密を全部べらべら喋るあの阿呆な男が一番問題だ…… 他に説明の方法は色々あるんじゃないかと思う。