Debian の場合、authdaemon に頼るようになっているので、そこで結構とまどった。というわけでメモ。
/etc/courier/imapd のIMAP_CAPABILITY に AUTH=CRAM-MD5 を足す。このファイルの AUTHMODULES に追加しても仕方ないので注意。
IMAP_CAPABILITY="IMAP4rev1 CHILDREN NAMESPACE THREAD=ORDEREDSUBJECT THREAD=REFERENCES SORT AUTH=CRAM-MD5"
/etc/courier/authdaemonrc を書き換える。
ディフォルトは pam でしか認証しないようになっているので、authmodulelist に authcram を足しておく。
authmodulelist="authpam authcram"
の様な感じ。ここで daemon の設定は終わりなので、
/etc/init.d/courier-imap restart
/etc/init.d/courier-authdaemon restart
次に /etc/courier/userdb に IMAP 用のパスワードを書く。このファイルがないなら 600 root.root で作っておくこと。まず、
sugi home=/home/sugi|mail=/home/sugi/Maildir|uid=2002|gid=2002
と、基本的なユーザ情報を書いておいてから、
userdbpw -hmac-md5 | userdb sugi set imap-hmac-md5pw
としてパスワードを追記する。その後、
makeuserdb
で db に変換する。