どれほど強く願っても、命を賭けて望んでも、変えられない現実がある。人の死、すれ違う想い、叶わない夢。どんなに頑張っても人間は空を飛べず、時間は止まらず、死者は生き返らない。それが現実であり、そう決めたのが神であるなら、それを覆すものこそ悪魔の力。分からない? あたし達は知ってしまった。変えられないはずの現実を、変えられる力の存在を。……君は、誘惑に勝てる? 願わずにいられる?
もう一度聞くわ。君はあたしが死んだとき、生き返らせたいって、望まずにいられる?
電撃で久しぶりの当たり。軽薄だけど迫力のある不思議な文章だ。さっさと2巻を買ってくることにしよう……