分からないか? 特別なものなんてなにもないってことに関しては、誰もが同じなんだ。誰もがつまらない個人に過ぎない。希有な才能? 秀でた能力? そんなものがそれを覆したりはしないんだ。できることだけをすればいい。力を持つことが魔術師の運命なら、それでできることだけをすればいいんだ。
だがそれはな、本人が思ってるほど大それたことができるわけではないんだよ。
後2冊くらいで終わりそうな雰囲気。シリアスになってくると地人2人の出番がどんどん無くなってくる。また、前のキムラックみたいな事になるんだろうか。それはちょっとなぁ……
結構良い感じなのに、何か細かいところで色々気になる。トリックが簡単すぎるとか(前よりずっと!)、殆どの挿し絵が本文と食い違っているとか。
でもまあ面白かった。ヒロインの復活はいつかな?