どうして私は、なかなか統計的手法を試さなかったんだろう。たぶん、自分でspamの特徴を見付けるゲームにはまっていたんだとおもう。それはspam業者との一種の競争だった(ハッカーでない人は知らないかもしれないが、大抵のハッカーは非常に競争好きだ)。統計的手法を試してみたらすぐに、私はそれが自分よりずっと賢いことに気づいた。統計的フィルタはもちろん "virtumundo" とか "teens" がspamの良い指標だということを見付けたが、また "per" や "FL" や "ff0000" もそうだということも見付けたのだ。実際、 "ff0000" (HTMLメイルで真っ赤の文字を表示するのに使われる) はポルノ用語と同じくらい、spamの良い指標なのだ。
Paul GrahamのA Plan for Spam (和訳) およびBetter Bayesian Filtering (和訳) に基づいたspamフィルタリングツールです。 Schemeによるメールフィルタscmail に組み込んで使うことを意図しています。 もちろん日本語メールにも対応してます。
──「羊のうた」も最初はラストが一番救いのないものを聞いたんですが、 でもれはそれで「前向きだ」って話だったんですよね。 世の中みんなが悲劇だって思っても 主人公たちが幸せだと思っていればいいっていうことで。
あれでみんな幸せになりましたっていうんだったら、かえって胡散臭くて恐いですよ。 不安になるじゃないですか。このあとに何かすごい悲劇が、とか。(笑)
──冬目さんから「暗い話がやりたい」って聞いたとき「暗い話 OK」と思いました。 ただ、最初から、暗い中にちゃんと救いがあったと思うんですが。
「羊のうた」がもっと短かったら、救いのない終わりもいいかもしれませんが、 あれだけ長いものになったときに、自分の中でもキャラクターに対する愛情があるので、 やはりちょっとは救ってあげたいって思うようになったっていうのがあるのかもしれません。
うーん。やっぱりこのオリジナルのラストを見てみたかった……