トップ «前の日記(2006-06-07) 最新 次の日記(2006-06-15)» 編集

TPRG: 迷走メモ書き

[Donate to CCjp]
2000|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2002|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|07|08|11|12|
2009|01|02|
2010|04|06|09|

2006-06-12

_ [misc] 本当に

ここに何を書くのか分からなくなってきた。

それにしてもなんたる眠さ。

_ [book] 月の盾

月の盾

デビュー作の「灰色のアイリス」を読んだときには、 もう読むことはないかもと思っていたのだけれども。

基本的には天才的な絵の才能を持つ少女の誕生のお話。 そしてやっぱりラブストーリーでもあります。そこはあんまり主体じゃないけどね。

アイリス1巻から比べれば、格段に読みやすくはなっているけれど、 欠点を挙げれようと思うと一杯出てきてしまう。 相変わらずサブキャラの行動はどうにもちぐはぐだとか、 展開がステロタイプすぎて先が読めるとか、 そして何より小道具としての絵があまりに万能だとか。 作中での絵の扱いは、水戸黄門の印籠が遠くに霞む強力さである。

……しかしね。

そんなことは全くどうでも良くて。

これは幻想なのです。 見た人全ての人生を一撃で変るような絵が存在する、 もしくはそう言う絵を描くことが出来る、と言う幻想。 そのあたりに感ずる所が有るかどうかが、楽しめるかの境じゃないかな。 さもなければ「えー?」と言うだけで終わりの物足りない話だと思う。

ともあれ、とても久しぶりにライトノベルを読んだ! という感じがする。 かなり満足。

お名前:
E-mail:
コメント:
[]


Tatsuki Sugiura <sugi@nemui.org>